IKENOHATA
鴎外の名作は、
池之端のこの地で綴られた。
1890年、後にロマン主義文学の傑作
と称される
小説が発表された。『舞姫』。
森鴎外は、池之端のまさにこの場所に
構えていた邸宅でそれを執筆した。
彼が文学活動を始め、
散策を愉しみ、暮らしを営んだ街、池之端。
ここには、
日本が誇るべき世界が広がっている。
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春、夏、秋、冬。
日本の名所の風景が一年中、
目の前に広がっている。









春、夏、秋、冬。
日本の名所の風景が一年中、
目の前に広がっている。
咲き誇る春、蓮見の夏、
色づく秋、澄みわたる冬。
かつて歌川広重が描き、
正岡子規が詠んだ景色は、
いまもその面影を残している。
世界で最も美しいと言われる四季。
それは、この地に訪れる
四季を指しているようにさえ思う。
鷗外は、ここで名作を書き上げた。
その背景には、
閑静な住環境があった。
住居地域と文教地区に指定され、
良好な住環境が守られた池之端は、
上野の杜の自然景観を守る
風致地区にも隣接している。
都市の開発に左右されず、
静かに時を刻んできた住宅街。
鴎外の名作がここで生まれたのも、
この環境があったからかもしれない。


第一種文教地区・風教地区マップ
風致地区=都市における良好な自然的景観が守られたエリア。
都心では明治神宮や芝公園などのエリアが指定されている。

用途地域マップ


© 国立西洋美術館(約780m/徒歩10分)提供写真
【所在地】〒110-0007 東京都台東区上野公園7-7
【開館時間】9:30~17:30 金・土曜日9:30~20:00※入館は閉館の30 分前まで
【休館日】月曜日(祝休日の場合は開館し、翌平日休館)、年末年始
【URL】https://www.nmwa.go.jp/
世界の日本へ。
文明開化を物語る文化・芸術施設が、
アカデミックな風を生み出している。
江戸の世が終わると、明治新政府は近代化政策の拠点として上野を選んだ。公園をつくり、博覧会を開催し、日本を世界に発信した。その一環として、上野の杜に集積された数々の文化・芸術施設。それは、深い造詣や創造力を育み、充実した日々をかなえるだろう。

東京都美術館
(約710m/徒步9分)

国立科学博物館
(約910m/徒歩12分)提供写真

根津 釡竹(約410m/徒歩6分)
老舗、名店、新しい感性。
そして、人と人とのつながりが、
何気ない一日を豊かにする。
江戸の頃から続く老舗がある。文豪が通った名店がある。周辺には、日々を支える機能も充実している。下町風情あふれる谷根千エリアまで日常にする池之端。奥が深いこの街は、 歩くたびに発見があり、 出会いがある。

はん亭(約440m/徒歩6分)

Nezu Garden(約90m/徒歩2分)