名匠との邂逅。
ゴーシュ弦楽器(約540m・徒歩7分)
この街を知り尽くしたプロフェッショナルが語る
「恵比寿」の魅力とは。
恵比寿を働くステージとし、
日々多くのお客さまと
接している皆さんに
その街並みや人々、
そしてお店の魅力などについて
語っていただきました。
50年、100年
時を重ねて美しい音色を
奏でるように。
「ゴーシュ弦楽器」について
恵比寿への出店は、「恵比寿は仕事帰りに飲みに行ける店が多いし、よいお店が多いよ」という先代の話がきっかけになりました。『ゴーシュ』という店名の由来は、宮沢賢治の『セロ弾きのゴーシュ』からとったと先代から聞いています。来店されるお客さまの年齢層は幅広く、3歳から上は80歳以上です。初心者からプロの方までいろいろな方が来られますよ。お客さまの数でいうと、弦楽器人口からいっても、バイオリンが圧倒的に多いですね。ただ当店は、父がチェロリストだったこともあってチェロに力を入れています。ですから、一般的な店よりチェロのお客さまの比率は高いと思います。
弦楽器の販売と
修理のこだわりについて
バイオリンやチェロは、裸の状態で海外から買い付けをしています。必要に応じて楽器の中を補修するので、長い時は2カ月程ではじめて店頭に並びます。弦楽器の場合、材料の木は何十年もかけて乾燥させたものを使います。木が乾燥していくにつれて、響きは強くなり、雑音は消えていくといった傾向が強くなります。30年、50年、100年と時を重ねないと良い音にはなってくれないんです。また、当店には修理やメンテナンスに来られる方も多いですね。弦楽器の弓に張ってある毛は消耗品なので、少なくても1年に1度は毛の交換が必要になります。交換には必ず職人の技術が必要で、いかに均一にバランスよく弓を張れるかが難しいのです。また、人と同じように楽器との相性もとても重要です。いい楽器と巡り合うと弾くのが楽しくなるんです。
おしゃれなお店が
どんどん増えて
若い人たちの街に
変貌した恵比寿。
恵比寿の街と人について
昔は飲み屋が多くてオジサンの街という印象でしたが、ガーデンプレイスや専門学校などができて、若い人たちの街に変貌しましたね。飲食店もおしゃれな有名店が増えてきましたので、歩いている人たちの雰囲気も昔とはぜんぜん違いますね。
「恵比寿の丘」について
昔は、ここから恵比寿の丘方面は住宅しかなかったので、前を歩く方もほとんどいませんでした。最近では、この先の坂道にも軒並みお店ができて印象がガラッと変わりました。どこに行くにも交通の便は良いですし、生活環境も抜群で、とても住みやすいところだと思います。
「恵比寿に住もう」と
考えていらっしゃる方にメッセージ
恵比寿はお祭りも多いです。特に駅前の盆踊り大会はとても盛大で、地元の子どもたちが沢山参加しています。こんなに住んでいる人が多いのかと実感できます。意外ですが、生活感もあって住みやすい街だと思います。日々変貌していく恵比寿をお楽しみください。
- ※掲載の取材コメント・撮影写真は2023年11月に行ったものです。今後掲載内容が変更になる場合がございます。
- ※掲載の現地からの距離分数は地図上で測定した概算です。徒歩分数は1分=80mで算出しております。